外壁塗装や屋根塗装、はたまた付帯部塗装時にも施工する《シーリング》や《コーキング》
施工店によっては同じ部位を指しているのにシーリングと呼ばれたり、コーキングと呼ばれたり、名称が異なる場合があります。
そこで今回は、外壁塗装専門店であるワンリフォームが【シーリングとコーキングの用途や種類を徹底解説】致します!

シーリングとコーキングの違い

『シーリング』と『コーキング』は、地域や担当者の使い勝手などによって呼び方が異なりますが、どちらも同じ役割があり、同じ意味として用いられています。
外装でのシーリング材(コーキング)は、各建材内部へ水が浸入することを防いだり、外壁など外装建材の負担を軽減したりする役割があります。

シーリング材(コーキング材)は、サイディングの間である目地や建材の隙間等を埋める為、防水性がありどちらも同じような目的で使用されています。
新築時や外壁塗装メンテナンス時の現場では、シーリング材(コーキング材)は同義語として、この2つの言葉が使われています。
※希に『シール』と呼ばれる事もあります。

シーリング材(コーキング材)の成分種別と相性

①シリコン系

シリコン系シーリング材(コーキング材)は、キッチンや浴室等、水廻りの施工で頻繁に使用される種類になります。
よくホームセンター等で出回っているのが、この「シリコン系シーリング」です。
また価格が安く、コストパフォーマンスが良いことが特徴になります。
耐水性に優れ、水廻りのシーリング材(コーキング材)として現代で最も多く使用されている種類になります。

※外壁塗装との相性※
シリコン系シーリングは、シリコンオイルが常時排出されている為、シリコンシーリングの上の塗膜をも弾いてしまいます。
したがって、外壁塗装や屋根塗装とは相性の悪い種類になります。

②変成シリコン系

変成シリコン系シーリング材(コーキング材)は、外壁塗装や屋根塗装と最も相性の良いシーリング材です。
また硬化時間も早い事から、硬化後に塗装するケースが最も主流な使用方法となっております。
耐候性に優れ、比較的どの部位にでも使用可能です。

※外壁塗装との相性※
変成シリコン系シーリングは、①シリコン系より耐久性が低く、③ウレタン系よりも密着性が劣るというデメリットがあります。
また他のシーリング材と比べると、若干値段が高いことも懸念点としてあげられますが、「先打ち」の施工の場合には、現代で最も多く採用されている種類になります。

③ウレタン系

ウレタン系シーリング材は、耐久性が非常に高い種類になります。
また硬化後には、弾力性が生まれ密着性も高く、ひび割れ(クラック)や目地の補修にも多く採用されます。

※外壁塗装との相性※
ウレタン系シーリング材は、耐久性も高く外壁材との相性も悪くありませんが、極端に紫外線に弱くホコリを吸着してしまう為、「後打ち」には不向きな種類です。
外装にて使用する場合は、ウレタンシーリングの上に塗装を行う必要があります。
硬化時間におきましても、最低3日~最長で8日ほど要してしまう為、通常工期2週間〜3週間の戸建て外壁塗装には不向きな種類になります。
さらに品質を確保するには、乾燥中も紫外線に当たらないようにしなければならない点も不向きな要因です。

④アクリル系

アクリル系シーリング材は、水性の素材が採用されている種類になります。
水性素材が含有しているアクリルシーリングは、伸びが良く作業性が高い点がメリットとしてあげられます。
価格帯は安価です。

※外壁塗装との相性※
アクリル系シーリング材は、硬化した際に肉痩せを起こす性質があり、耐久性・耐候性も低く、紫外線にも弱く、施工後短期間でひび割れが発生することもある為、外壁塗装や屋根塗装と相性が悪い種類になります。

シーリング材(コーキング材)の一液型・二液型の違い

上記ではシーリング材(コーキング材)の種類や外壁塗装との相性について解説しましたが、シーリング材には一液・二液という種類にも分かれています。
※一液型は一成分型、二液型は二成分型とも呼ばれます。
以下では、一液型・二液型について解説致します。

①一液型(一成分型)

一液型(一成分型)は、購入したシーリング材をそのまま使用できるタイプのシーリング材(コーキング材)です。
基本的には、ホームセンターなどでも販売されている『一般の方向け』のシーリング材になります。

一液型シーリングは、購入したまま単体で使用でき、準備に手間もかからず部分補修や施工範囲が小さい場合に使用されやすいタイプです。
耐久性は、②2液型の方は高いです。

②二液型(二成分型)

二液型(二成分型)は、購入したシーリング主材とそれを固める硬化材を混ぜて使用するシーリング材です。
一般的なホームセンターではあまり販売されておらず、『プロ向け』のシーリング材になります。

二液型シーリングは、耐久性や耐候性も高く、施工範囲が大きい場合に使用されるタイプになります。
またシーリング主材と硬化剤を専用の攪拌機(かくはんき)で混ぜる必要がある為、専門の知識が必要になり素人では扱いにくいのですが、一液型より広範囲に使用する事ができます。

ひと昔前までは、二液型(二成分)の方が耐久性は少し上でしたが、近年ではシーリング材の技術なども向上し、差がないように感じます。
JIS規格でも、耐久性区分の表記では《8020》と《9030》にあります。

大手ハウスメーカーでも、現代では一液型シーリング材を採用する事が多くなり、
理由としては、二液型シーリング材の『混合不足による硬化不良が多発』したと聞いたことも。。。
現場で行う『シーリング主材と硬化剤の撹拌』が甘いと、本来の性能が発揮されないだけではなく、施工後に不備となって返ってくるケースも多いのがシーリング工事です。

外壁塗装専門店のワンリフォームでは、高耐久シーリングが施工可能なメーカーが発行する資格を保持している施工スタッフにて確実な施工を行なっております。
外壁塗装や屋根塗装、付帯部塗装の乾燥をきちんと待ってから次の工程を進める事が大事ですが、シーリングにも乾燥時間を要する為、季節によってきちんと乾燥時間を守る施工店がプロの施工店です。

シーリング材(コーキング材)の劣化の種類

①界面剥離

こちらの写真は、界面剥離(かいめんはくり)が発生しているシーリングになります。
シーリング施工をする際、外壁サイディングとシーリング材を密着させる為に必ず『下塗りプライマー』を塗り込みます。
ただし新築時や外壁塗装メンテナンス時に下塗りプライマーを塗らなかったり塗りムラがあるのにシーリング材を充填してしまうと、シーリング材の不具合が発生してしまいます。
外壁塗膜の状態が良くても、シーリング部だけこういった症状が現れている場合もあります。
また対処法としましては、【シーリングの打ち替え】を行う必要があります。

②シリコン系シーリングの上に塗装し剥離

こちらの写真は、シリコン系シーリングの上に塗装したことにより、塗膜が剥離している状態になります。
シーリングではなく、塗膜の異常になりますが、地域によっては現在でも安価なシリコンシーリングを使用している施工店が多い為、記載させて頂きます。
※シリコン系シーリングと塗料の相性は悪い為、シリコンシーリングの上への塗装は厳禁です!

③凝集破断

こちらは凝集破断が発生しているシーリングになります。
シーリング右下には界面剥離が発生していますが、中央にはひび割れのような症状が見受けられ、これを凝集破断と呼びます。
また凝集破断は新築時やメンテナンス時の工程の影響ではなく、経年での劣化が要因で引き起こる不備になります。
シーリング施工後の不備や症状は様々ありますが、こちらは『シーリング材の寿命』と判断します。
したがって、シーリング材が本来の機能を失っていると考えますので、弊社ワンリフォームでは打ち替えでの施工を推奨しております。

シーリング材の劣化 豆知識

シーリングの施工箇所やシーリング材の種類にもよりますが、一般的なシーリング材(コーキング)の寿命は5年~10年前後と言われています。
シーリング材(コーキング)は四季に合わせて膨張・伸縮を繰り返している為、外壁より劣化が早い傾向にあります。
またシーリング材は外壁材よりも早く劣化が進んでしまいますので、定期的に状態を確認しながら、外壁塗装メンテナンスより早めのスパン、又は外壁塗装同時期にメンテナンスを行うことを弊社ワンリフォームでは推奨しております。

訪問販売や知識のない施工店では、【5年〜10年前後で雨漏りしますよ!】なんて言いますが、世間で言われる5年〜10年という寿命が過ぎたからといって、シーリング材の劣化の影響で雨漏りするというわけではございません。
特に日常的に雨風に当たりやすい場所や、陽が当たりやすい場所はシーリング材のひび割れ・亀裂・破断が生じている恐れもあります。
ただお家のシーリング部を見て、界面剥離・凝集破断といった症状が見られたら、それは打ち替えの時期を表しているサインとお考えください。
もちろんそこから放置する期間が長ければ長いほど、外壁サイディングや内部の下地を傷めてしまう可能性やリスクが高くなりますが、《一刻も早くメンテナンスしなければならない》というわけではございません。
※早いに越したことはありませんが、外壁材まで傷みが広がらなければメンテナンス内容は変わらない事がほとんどです。

さらに近年では、外壁材の長寿命化という進化に伴い、20年〜30年耐久する『高耐久シーリング材』も販売されています。ただ「高耐久!」と謳っている中にも、実際は10年程度しか耐久しない「高耐候シーリング」も存在しますので、謳い文句ではなく、成分などをきちんと確認する事を推奨致します。

シーリング施工方法

①打ち替え

既存のシーリング材(コーキング材)を撤去し、新しいシーリング材を充填する施工方法です。
既存の古いシーリング材を切り取る作業を行う為、手間とコストは要しますが、傷んだ箇所を確実に取り除ける為、シーリングを綺麗さっぱり新品に取り替える事ができます。

※プライマーは、外壁材とシーリング材の密着性を向上させる為に必須な下塗り材です。
下塗りプライマーの塗布量不足プライマーが完全に乾燥した状態でないと密着力不足により施工後にシーリングが剥がれてしまいます。
ただ長時間放置し過ぎても表面にゴミや油分、砂埃などが付着し接着不良を起こしてしまうので、きちんと乾燥時間を守ることも大切になります。

②打ち増し

既存のシーリングを撤去せず、その上からシーリングを充填する方法です。

サッシ廻りのシーリングは、サッシ枠の形状によってシーリングの撤去が困難になり、中途半端な打替え工事になってしまうケースも多いです。
そういった場合には、状況に応じて【打ち増し】でのご対応の方が無駄なく品質よく施工できるケースも多いものです。

ただ打ち増し工事の際は、プライマーの塗布量や既存シーリングとの相性、そして《新しく充填するシーリングが5ミリ以上厚みが取れるか》を現地調査時にきちんと調査し施工方法をご提案しております。
これはシーリングメーカーの施工マニュアルにも記載されており、弊社ワンリフォームはしっかり施工マニュアルを守って施工を実施しております。

シーリングとコーキングの用途や種類を徹底解説!〜まとめ〜

いかがだったでしょうか?

戸建住宅に関わらず建物の外装メンテナンスにおけるシーリング(コーキング)は、シンプルに見えて複雑且つシビアな性質がある事がご理解頂けたら幸いです。

また近年では、外壁サイディングの普及により外壁塗装工事を検討している際にシーリング(コーキング)という言葉を聞いた事がある方も多いかもしれません。
はたまたモルタル外壁でも、クラック処理に関するお話の中でお聞きした事がある方もいらっしゃるかもしれません。
シーリング材(コーキング材)は外壁建材の防水性や耐久性を維持する為に非常に重要な役割を果たしてくれています。
もし劣化の症状が見られたら、できるだけ早めの対策・メンテナンスをワンリフォームでは推奨しております。

町田市の外壁塗装専門店ワンリフォームでは、メーカー主催の講習会や工事後の定期点検を実施しており、他社さまでは発見できないものも安全策を熟知しております。
ご希望の外壁塗料やシーリング材がなくても、弊社が現地調査を行えばどんな塗料やシーリング材が採用できるのか、診断書を作成し細かくお伝えさせて頂きます。

シーリングとコーキングの用途や種類】について、プロのご提案と施工をぜひご体験ください。

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