屋根改修工事とは?
そもそも「屋根改修工事」とは、《屋根葺き替え》 or 《カバー工法》を指します。
※施工店によっては、日本瓦の漆喰部分のみの補修やスレート屋根の板金部のみの取り替えを改修工事と呼びますが、一般的には屋根葺き替えorカバー工法を指します。
①屋根葺き替え工事
葺き替え工事は、既存の屋根材や防水シートを解体・撤去処分し、新しい防水シートと屋根材を設置していく工事です。
(通常は下地ベニヤ板である野地板(のじいた)から取り替えます)

②【屋根重ね葺き工事(カバー工法)】
既存屋根材などを解体せず、既存屋根材の上に新規防水シート+新規屋根材を重ねて設置する工事を指します。

上記をまとめた総称が「屋根改修工事」になり、言葉通り屋根を改めて修繕することになります。
また、鋼板系を採用された場合には「板金工事」と呼ばれる事もあります。
近年では、メーカー保証が10年や30年、最長で50年の建材まで販売されており、メーカーさんもより良い建材を造る為、研究などが進み高耐久な屋根材も多くなって存在しています。
ですが!そのメーカーさんの努力を踏みにじり、お客様の期待を裏切るような施工をする業者さんもかなり多いので「見えないからといって担当者に丸投げ」だけは絶対にお止めください!
屋根改修工事における注意事項
屋根改修工事ではなにが重要か。
もちろん、板金屋さんなど職人さんたちの技術力も必要になりますが、屋根の場合はなんといっても「屋根材以外の防水処理」をどこまで考えて施行するか。になります。
屋根材以外の防水処理とは、、、
・防水シートが屋根材のメーカー保証と同じくらいの耐久年数があるグレードか?
・止水機能付きステンレス製ビスを使用するか?
・各役物廻りの部材は、メーカー指定のものか?
細かい部分もいえばもっとありますが、大まかな部分で言えば上記3点になります。
最低でもこの3つ全てを満たしていなければ、屋根改修工事をしても数年で雨による不備が起こる可能性があります!(現に私が以前勤めていた頃、他社ホームセンターが改修工事をしたお家で、工事後3年以内の段階で雨漏りしていました。)
他にも通常の金属製釘で施工した為に、台風の強風で屋根板金が飛んでしまった。。。などなど。
大掛かりな工事をしたのに10年も持たずに不備が出る。
そんなリスクのある工事、したいと思わないですよね?
リスク回避の対策
こちらは外壁塗装と同じなのですが、施主様はやはり屋根の見た目や色が変わる事を想像するとワクワク楽しみになると思います。
ただそれを利用する営業マンも多くいますので、提出されたお見積りを徹底分析するのを忘れてはいけません!
まずは、どんな建材なのか?、メーカー保証の内容と年数は?などを確認するのも大前提ですが、
- どんなビスを使うのか?
- 棟(むね)・隅棟(すみむね)・ケラバ・雨押さえ(あまおさえ)の専用部材はメーカー指定のものか?
- 新規屋根材の耐久性に防水シートも同等の耐久力があるか?
これらも必ず確認してください!
上記内容を「確認した工事」と「確認していない工事」とでは、天と地ほどの差があります!
※屋根改修工事は高額になってしまう為、世間一般的に低耐久の防水シートを採用する営業マンがほとんどです。
施主様ご自身でもお見積に記載されている防水シートの「メーカー」と「商材名」をインターネット等で調べ、グレードを確認する事を強く推奨致します。
世間一般的に使用されている防水シートは、ホームセンターなどでも手に入る「Pカラー」という安価な紙系防水シートです。
これはかなり多くのリフォーム屋さんが採用しており、原価対策の一環から新築時にもこのシリーズが多く採用されます。
ただ品質やリスク回避の面では、鋼板系屋根材を採用する屋根改修工事の場合、確実に非推奨です。
なぜなら、鋼板系屋根材の保証年数は「褪色:10年/サビ:15年/穴あき:20年」などですが、紙系防水シートの新築時の雨漏り保証には10年しか付与されていないからです。
戸建て住宅の新築時などは、住宅メーカーの「雨漏り10年保証」などがありますが、屋根改修工事の保証年数と防水シートの耐久性に差があるのは明らかです。
したがって鋼板系のメーカー保証年数と比較すると、上記防水シートはあまりにも力不足になってしまい鋼板系屋根材を採用し20年経つ前に雨漏りしてしまった方や室内天井にシミが出来てしまった方もいらっしゃいました。
弊社ワンリフォームは、そういった「細かい部分の気遣い」を第一に考え、お客様になにが大切か。
工事した部分を、本当の意味で安心して暮らせるようにするには何が必要か? とことん考えご提案させて頂きます。
最後に
弊社は必要な部分の調査を済ませたら、 おおよそ一週間前後で診断書とお見積もりをご提出させて頂きます。
ご提出の際には、お伝えしなければならない箇所をきちんと嘘偽りなくご説明し、質疑応答などした後、ご提出打ち合わせを終了させて頂いております。
お客様には、工事における注意事項や工事をしたらどうなるのか、そもそもメンテナンスが必要かどうか、真実をきちんと書面にしてお伝えいたします。
無理な営業や急かすようなことは一切せず、工事をするかどうか。から考えて頂いております。
屋根改修工事をはじめ、板金工事などの屋根改修工事は弊社ワンリフォームが得意とする専門工事でもあります。
外壁塗装などの塗装工事以外でも、弊社でお力になれることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。